《影滅秘奥》。【行動値】をそのまま火力に変換する、唯一無二かつ必殺技感溢れる《タレント》だ。
一撃での[ダメージ]の理論値を出す際にはかなりの有力候補であろうこの《タレント》。関連を漁っていたところ、ちょっと面白い発見をしたのでメモ。
♦《影滅秘奥》
[ダークA]の◎《タレント》。[ダメージ算出]に+「【行動値】総計」。
使用制限があるが、【行動値】を稼ぐのは純粋に[ダメージ]そのものを稼ぐよりもずっと楽なので、運用次第では別次元の一撃を放てる。
ここに辿り着くようなカミガカリであれば、一度は模索したことがあるだろう。
実は[待機]して【行動値】を落としても問題ない*1。
♦《探索熟練》
[汎用系]限定の《共通タレント》。【行動値】に大きな修正を得るとともに、[開始]時に【行動値】の総計を倍加する効果を持つ。
《影滅秘奥》とは多分デザイナーズコンボ。
倍化というのは非常にレアな処理。
[常時]効果だからか単に分かりやすさのためか、倍化はターン間継続の持続効果で、その間に受けた【行動値】の増減は全て倍化される*2。
♦《異能心法》
[アークA]の●《タレント》。対象と使用者の【行動値】総計を入れ替えるという、これまたレアな処理を行う嫌らしい《タレント》。
《探索熟練》と違い、こちらは使用後に【行動値】の増減を受けた場合、それぞれ変更後の数値に適用する*3。
また、《探索熟練》と組み合わせて使う場合、【行動値】を交換してから倍化することができる*4。
つまり、対象の倍の【行動値】を手に入れることができると言い換えられる。
マンチレベルを上げます。
同名の《タレント》は、同一[対象]に重複しない*5。
ただし、《異能心法》の[対象]はあくまで[戦闘地帯/1体]であるため、使用者は効果の影響を受けるものの効果の[対象]ではない。
つまるところ、A→B→C→...という《異能心法》の連鎖はルール上縛られない。
これがどういう旨味をもたらすかというと、利点は同名《タレント》による【行動値】増加を事実上重複して受けられるという点にある。
前提として、受けた《タレント》の効果の[対象]が変更された際、変更先の対象が同名の《タレント》の効果を既に受けている場合、これは重複しない*6。
《異能心法》効果中に【行動値】を増減する《タレント》の効果を受けた場合には、特に[対象]の差し替えは生じていない。《異能心法》でごっちゃになってしまうが、【行動値】は各キャラクター固有の値であり、それぞれで管理される。
《異能心法》は【行動値】を直接参照する効果であるため、キャラクターを介すことで同名の《タレント》による【行動値】増加を二重に受けることができる、というわけである。
感のいい読者の方ならもうお気付きだろう。そう、《探索熟練》+《異能心法》の連鎖は【行動値】の倍々ゲームである。
PC5人で32倍。素で【行動値】70もあれば、《影滅秘奥》で2000[ダメージ]くらい余裕で出る。
ちなみに、[ダークタワー]+[予備武器]の計[6500G]につき、+2dの【行動値】が際限なく稼げる*7。
♦コンセプトパーティ
あくまで「できそう」の話であり、いろんな意味で推奨はできないが、運用を考えてみる。
キャラクター間の連携が必要なので、当然パーティ単位での設計になってくる。
コンボを通す必要がある以上《エレメントブラスト》等のキャンセルは稼げるだけ数を揃えておきたい。
《術技適応》を考えると《古流式》あたりも重ねたいところ。
せっかく通しても、何かとイチャモンを付けられて[半減]されてしまうと悲しいので、フィニッシャーは《喰霊破》で殴りたい。がしかし、前提として《影滅秘奥》を組み合わせるのは[ダークA]の[攻撃]《タレント》である必要がある。
一見成立しないが《複合技》なら解決できる。欲しいところピンポイントすぎない?
[最終戦闘]は[ボス]にさえ通せばいいとしても、[ボス]のいないミドル[戦闘]では、雑魚というにはいささか強力すぎるエネミーたちをどうにかしなければならない。
楽なのはやはり《斬術》や[死神の大鎌]等による即死効果だろうか。暗殺者集団。
♦関連
- ビルド:2連《影滅秘奥》殲滅アタッカー
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