高[LV]になると、《タレント》を打ち消す《タレント》を見ることも珍しくない。
敵味方問わず強力な手札だ。これの扱いについてと、少し面白い発見があったのでメモとしてまとめる。
♦打消タレント
《タレント》の効果を打ち消す効果を持つ《タレント》を、ここでは「打消タレント」と呼ぶこととする。
PCが直接持てる手札としては《神性発現》《防御突破》《未来視》《過去視》《古流式》《影破り》《影縛り》《エレメントブラスト》が挙がるか*1。
敵が持っている場合、コンボパーツ等の要となる《タレント》を打ち消されることを想定する必要が生じる。汎用性が高いので、手札にある限り何を消されるかを考えながら立ち回らざるを得なくなり、それだけで既にハイカロリーだ。
味方が持っている場合、その価値は敵の持つ最も厄介な対象《タレント》に等しいと言えよう。相手依存かつ[コスト]がかかるとはいえ、《ボスタレント》等と交換できる時点で弱いわけがない。
お互いに最も効果的なタイミングを狙う以上、両陣営にある場合には「打ち消しタレント」を打ち消すという形で切りあうことも多い。
♦[タイミング]非消費の無効化
《タレント》によっては、使用する「[タイミング]を消費しない」効果を持つものがある。が、これも効果の一部であるために、こういった《タレント》を打消タレントで無効化されると[タイミング]を消費してしまう*2。
以下の例を考えてみよう。
キャラA;目的:[準備]での《秘伝の真言》《具現印》の使用
①[準備]を1回獲得。[準備]を1回消費し、「行動①:タレントの使用」を宣言。《秘伝の真言》を宣言する。
②《秘伝の真言》の[コスト]を払い、効果適用。効果の記述により、この行動で[準備]を消費しない。
③[準備]を1回消費し、「行動①:タレントの使用」を宣言。《具現印》を宣言する。
④《具現印》の[コスト]を払い、効果適用。
《影破り》を用い、このプランの妨害を考える。
キャラA;目的:[準備]での《秘伝の真言》《具現印》の使用
キャラB;目的:《影破り》による《秘伝の真言》《具現印》の使用妨害
①[準備]を1回獲得。[準備]を1回消費し、「行動①:タレントの使用」を宣言。《秘伝の真言》を宣言する。
②[特殊]を1回消費し、「行動①:タレントの使用」を宣言。《秘伝の真言》に対し、《影破り》を宣言する。
③《影破り》の[コスト]を払い、効果適用。
④《秘伝の真言》の[コスト]を払い、効果適用。《影破り》の効果を受け、《秘伝の真言》の効果は消滅している。
⑤[準備]が消費済みのため、「行動①:タレントの使用」を宣言できず、《具現印》は使用できない。
《具現印》ではなく《秘伝の真言》に《影破り》を使用することで、《秘伝の真言》をキャンセルしつつ、《具現印》は使用[タイミング]を逃す。
結果として《影破り》ひとつで複数の《タレント》を封殺することとなる。
♦[コスト]不足の《タレント》宣言
この後の話の前提をかみ砕くため、話は少し「打消タレント」から離れる。
「行動①:タレントの使用」は、使用する《タレント》の[タイミング]の合致が条件である*3。[コスト]が払えるかどうかはこの時点では不問だ。
使用《タレント》の宣言後に、その[コスト]を消費できなければ《タレント》は使用できない*4。差し戻される形となる。
《ゾハールメソッド》を考えてみるとわかりやすい*5。
これら効果で[コスト]が補われる可能性がある以上、[コスト]を使用宣言の条件とすることはできないし、逆に言えば宣言時に[コスト]が揃っていても消費が確約されているわけでもない。
「行動①:タレントの使用」により《タレント》を宣言したは良いものの、結局[コスト]が用意できなかった場合には、《タレント》は使用できない。
このとき、「行動①:タレントの使用」が成立しなかったために、宣言した《タレント》は使用を差し戻され、[行動]の再検討となる*6。
♦タレントキャンセルタレントタレントキャンセルカウンター
「打消タレント」の処理は《タレント》の使用そのもののキャンセルではない。あくまで対象《タレント》の効果を無効化する効果であり、双方の《タレント》は使用される。
使用を宣言された《タレント》は効果処理順に基づき、「効果のなくなった《タレント》」として[コスト]だけを消費しつつ無為に使用される。
しかしここで、《タレント》の使用差戻しという例外が出てきた。
[コスト]の消費ができなかった場合には、宣言された《タレント》は使用されないのである。
それが何を意味するかというと、相手の「打消タレント」の無駄撃ちである。
この処理の流れの中で消費されたリソースは「打消タレント」のみである。その対象となった《タレント》は差し戻しの結果「使用されていない」のだから、使用回数も[タイミング]も消費していない。
つまり「打消タレント」を宣言されてから、対象の《タレント》が処理されるまでの間に必要な[コスト]を失えば、「打消タレント」をすかせるわけである。
以下の例を考えてみよう。
キャラA;目的:《連なる言魂》《言魂の神髄》の使用
キャラB;目的:《エレメントブラスト》による《連なる言魂》《言魂の神髄》の使用妨害
①[攻撃]にて使用した《一喝》の処理終了。[霊力]には「3」の出目が1つだけある。
②[特殊]を1回消費し、「行動①:タレントの使用」を宣言。《真言残響》で効果を変更*7した《連なる言魂》を宣言する。
③[特殊]を1回消費し、「行動①:タレントの使用」を宣言。《連なる言魂》に対し、《エレメントブラスト》を宣言する。
④《エレメントブラスト》の[コスト]を払い、効果適用。
⑤[特殊]を1回消費し、「行動①:タレントの使用」を宣言*8。《言魂の神髄》を宣言する。
⑥《言魂の神髄》の[コスト]を払い、効果適用。《一喝》を使用。[霊力]に「3」の出目がなくなる。
⑦《連なる言魂》の[コスト]が払えないため、使用差戻しとなる。
⑧[特殊]を1回消費し、「行動①:タレントの使用」を宣言。《霊威放出》を宣言する。
⑨《霊威放出》の効果適用。
⑩[特殊]を1回消費し、「行動①:タレントの使用」を宣言。《連なる言魂》を宣言する。
⑪《連なる言魂》の[コスト]を払い、効果適用。《一喝》を使用。
《エレメントブラスト》を受けた《連なる言魂》が処理される前に、《言魂の神髄》で必要[コスト]を消費してしまうことで、《エレメントブラスト》をすかしつつ《連なる言魂》を手札に戻すことができる。
♦自発的《タレント》キャンセル
《タレント》の使用差戻しの条件は[コスト]が払えないことである。
ただし、これにももうひとつ例外が存在する。
《霧散魔術》である。
FAQの回答*9によると、少なくともこの効果を受けた場合には[コスト]が揃っていても使用をキャンセルできることが保証されている。
[霊力]状況の変更が戦闘プランに影響するのは間違いないため、裁定の意図は理解に値するのだが、これを可能とするルール上の根拠が見当たらない。同様の効果の場合はどうなのかを含め、この処理を可能とする条件の線引きができない。
あらゆる状況で「《タレント》を宣言したが[コスト]を払わない」ことができるものと解釈すると、「打消タレント」はその意義を失うことになる。
まあ、《霧散魔術》限定の例外処理としておくのが安全ではあるだろう。
♦関連
- 前回:
- 神我狩まとめ: