ぱんどらさんのおもちゃばこ

ビターエンドは好き。ビターチョコは嫌い。

神我狩|専門外即死

『神我狩』において、物理と魔法の両立は難しい。
参照する【能力値】が違うためにどうしても器用貧乏になりやすく、[武器]をどうするかという問題もある。何より、あえて両方に秀でる意味が薄いのである。個々の短所はパーティ全体で補いあえば良い。

 

そんなわけで、ほとんどのアタッカーは物理か魔法のどちらかに偏ることになる。しかし、もう一方の一切を度外視していては気付かない発見もあるかもしれない。
今回はその一例として、即死効果を挙げてみる。[ダメージ]を気にする必要がないため、必要なリソースが少なくて済むのが魅力だ。

 

 

《夜魔の妖眼》+《邪眼》
最高級の「×n」即死。
《邪眼》の効果だけで[対象:4体]に即死効果をばら撒くことができるわけだが、その元である《夜魔の妖眼》は抵抗[半減]。
抵抗されようがされまいが即死効果は入るので、[武器]も【発動】も【魔D】も気にすることはない。単体物理アタッカーが持っていても十分働いてくれるのである。

 

 

[死神の大鎌]
とんでもない単体即死効果を持つ[斧]。《斬術》たちが泣いている。
【命中】判定に成功さえすれば、戦闘1回だけ(運が悪くなければ)任意の[モノノケ]1体を即死させられる。それが[攻撃行動]の[対象]である必要すらない。


《アップストリーム》や《自動反撃》によって無理やり【命中】に成功すれば、たとえ【体力】が1でも問題ない。[制限:夜魔]だが、この場合は[制限]無視のペナルティ*1も気にならない。


超高LV環境の物理アタッカーはメイン武器とは別にこいつを単体で持つことも珍しくないのでは?

そういう意味では専門外の物理屋も欲しい一振り。

 

 

《エレメントエンド》

《エレメントバースト》に擬似的に即死効果を付けるような効果を持つ。

《エレメントバースト》は[対象:1体]のため、必ずしも使用者自身に使う必要はない。そのため一切攻撃を行わないタイプのキャラクターでも、味方の攻撃を使って即死を担う動きが可能である。

 

状況に応じて誰にでも付与できることと、《エレメントバースト》以外に[コスト]が必要ないことが強み。他の即死《タレント》は、それ自体のほか起点となる[攻撃]《タレント》に[コスト]が割かれる。

《エレメントブラスト》でキャンセルや攻撃吸引の対策も可能。前提でもある《ブーストアクション》もうまく使い、速攻で場を掌握しよう。

 

 

《破軍神器》+《炸裂魔術》

完全に攻撃外だが、怪しいネタを見つけたので追記。

 

《破軍神器》は無条件で火力を増やしてくれる上、これまた無条件に「×n」即死効果を得られる優秀な[常時]である*2

一方《炸裂魔術》は、強制的に対象の【生命力】を消費させる[特殊]である。ミリ残しや[霊力]デブリの発散に対応できる、影が薄くも便利な無制限《タレント》だ。

 

ところでこの「【生命力】を消費」させる効果、実は[生命力ダメージ]として扱われる*3。[生命力ダメージ]も[ダメージ]の一種であるため、なんと《破軍神器》が反応する。

つまり《破軍神器》下の《炸裂魔術》は、《タレント》宣言時に「×n」を[コスト:奇]で確殺する効果になる。強力。

これのいいところは、「×n」掃討後もそれぞれの《タレント》が腐らないという点だろう。魔法型[レガシーA]の新たな武器となりえるか。

 

なお、[近接状態]かつ[ダメージ減少]時限定だが、《投げ飛ばす》でノーコスト即死も可能だ。

[黒の章]なんかの[消耗]も有用か。

 

 

♦関連

 

 

(C)力造/アークライト/新紀元社武装伝奇RPG 神我狩」

*1:原初追加ルール

*2:《屠りし者》でも代用可。

*3:基本174