ぱんどらさんのおもちゃばこ

ビターエンドは好き。ビターチョコは嫌い。

〔寄稿〕SW2.5|タビットの魔法戦士(ドルイド)

 こんにちは。てつがつおです。

 今回はソードワールド2.5についての寄稿です。

 SW2.5のビルド論という手垢が付きまくった題材ですが、一度書いてみたかったのでやってみます。

 

こたび焦点を当てるのはタビット。ラクシアで暮らす二足歩行のウサギであり、人族の一員です。

ゴリゴリの魔法種族であり、とりあえず魔法使いやらせておけば一級品の活躍をしてくれる、というのがソドワ界隈の共通認識です。戦士なんぞもってのほか、というのも、また常識となっています。

ですがタビット好きの方なら、一度はこう考えたことがあるでしょう。

 

     タビットで前衛をやりたい

 

ぼくもそんな想いを抱いた者の一人です。

というわけで、さっそく2.5版前衛タビットをキャラメイクしましょう。

 

 

♦はじめの注意事項

 すでにおわかりかと思いますが、このビルドは「前衛で敵とガンガン殴り合うタビットが見たい」という願望を何とか叶えようとがんばったものであり、強さは度外視しています。

 このビルド弱いじゃん、と思ったあなたの感覚は正常です。でも強さとやりたいことってちがうよね。やりたいことやったから、よければ見てみてくださいねっていうビルドです。

 そこはご容赦ください。

 

 それと、初期作製ではコンセプトが完成せず、必然的に中~高レベル帯ないしキャンペンーン用のビルドとなります。

 

 

♦ビルドデータ

とりあえず、初期作製ではこんな感じになります。

 

使用サプリ:エピックトレジャリー、モンストラスロア

種族:タビット

生まれ:薬師

取得技能:ファイター2/レンジャー1

戦闘特技:《武器習熟A/スタッフ》

必須装備:

クォータースタッフ(加工:〈宿り木の棒杖〉)

ソフトレザー

自由な所持金:810G

残り経験点:500

 

 

 どこが魔法戦士だよ、と言われてしまいますね。初期技能を考えると生まれは森羅導師がよかったのですが(その生まれだと初期作製でファイター2とドルイド1が両立できます)、それだと「技」「体」のステータスが低すぎてしまい、前に立ちづらくなります。そんなわけで生まれは薬師にしました。まあレンジャーも便利だし。

 

 タビットは器用度が低いので、命中力の上がる杖を持たせます。将来取得するドルイドの魔法を行使する条件という意味でも、武器は杖でほぼ確定。

また、余ったお金で薬草やポーションを買っておくと喜ばれます。特にアウェイクポーションはほぼ必須。一本持ち歩いておきましょう。冒険者セットも忘れずに。

 

 ちなみに経験点を500点残したのは、2回目のセッション終了時、確実にファイターをレベル3にするためです。

 

 

♦成長方針

  • 技能、戦闘特技の成長

 1回目のセッションを終えたら、真っ先にドルイドを1レベル取得しましょう。これでようやく魔法戦士を名乗れます。

 続く2回目のセッションのクリア後には、ファイターを3レベルに上げ《魔力撃》を取得します。《魔力撃》をとるだけで、なんだか一気に魔法戦士っぽくなりますね。

 主に上げていく技能は、ファイターとドルイドです。ファイターを優先させておくといいでしょう。ドルイドレベルはファイターレベル-1~2くらいが妥当でしょうか。

 そうしてレベル5になった暁には、念願の《マルチアクション》……ではなく、《頑強》を取得します。

 職業は丈夫な戦士と言えど、所詮は弱っちいウサギです。うっかりモンスターの攻撃がクリーンヒットしてしまった日には、敵さんの今晩の食卓に並ぶことになります。夕ご飯のメインディッシュにされる確率を下げるためにも、最大HPは大事です。

《マルチアクション》を取るのはそのあと、レベル7です。《タフネス》も自動取得できるので、安定感が大幅に向上します。

 レベル9以降の戦闘特技は、好きにとっていきましょう。《防具の達人》が取れるほどレベルが上がることがわかっているなら、《防具習熟A・S》を取る、確実に攻撃を当てたいなら《命中強化》を取る、などなど、お好みのカスタマイズを。

 個人的には《足さばき》が好きです。

 

 ちなみに探索系技能を取りたいあなたへオススメしたいのは、レンジャーorセージです。両方とも相性はいいですが、こちらのレベル上げにかまけすぎないように。

 エンハンサーやアルケミストをかじるのも当然強いですが、こいつらを取るのは多分だいぶ後になってくると思われます。ただ〈キャッツアイ〉だけは早めに持っておくと便利です。

 

 

  • 能力値の成長

 器用度ボーナス、敏捷度ボーナスは早めに+2まで上げたいところです。贅沢を言うと器用度は+3まで上げたいところ。

 筋力はのんびりと12(または14)まで上げ、そこで止めてしまってかまいません(理由は後述します)。

 あとは好きなように割り振りましょう。しいて言うなら、生命力と精神力は優先して伸ばしたいです。

 

 

  • 装備品

 〈バトルメイジスタッフ〉〈ウォーメイジスタッフ〉がすこぶる強いです。高い命中補正、防護点の上昇、《マルチアクション》のパワーアップといたれりつくせりの武器となっています。お金がたまり次第買いましょう。「筋力が12(または14)ほしい」というのは、〈ウォーメイジスタッフ〉の必要筋力が14だからです。筋力を12で止める方は、〈スマルティエの剛力の腕輪〉を買いましょう。

 防具は長い間〈ソフトレザー〉にお世話になります。28000Gが工面できたら〈マナコート〉に切り替えましょう。知力の高いタビットにとっては、その辺のA、Sランクの非金属鎧と同等、もしくはそれ以上の効果を発揮してくれます。

とはいえ〈マナコート〉を手に入れられるのは、装飾品が充実してきたころになるでしょう。

 ちなみに《防具の達人》ルートの方は、最終的に〈アルトラルガード〉が装備できます。

 

 

♦さいごに

「このように、タビットは魔法戦士もできる。どうよ!?」

「面白そう! ナイトメア使うわ」

「待てや!」

                               てつがつお

 

 

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