ぱんどらさんのおもちゃばこ

ビターエンドは好き。ビターチョコは嫌い。

〔寄稿〕神我狩 シナリオ|主の想いは地に眠る(作■てつがつお様)

今回の記事は、てつがつお様に寄稿いただいたものである。
春の息吹を感じる、桜にまつわるシナリオとなっている。ご賞味あれ。

 こんにちは。てつがつおです。初めて寄稿します。
 今回はてつがつおの自作神我狩シナリオ『主の想いは地に眠る』を公開したいと思います。
 神我狩はいいぞ。


♦はじめに
ゲームシステム:神我狩
シナリオタイトル:主の想いは地に眠る
必要サプリメント*1:原初もしくは神怪
推奨世界干渉レベル:3
PC人数:3~5人

 シナリオの舞台となる町は、どこでもかまいません。迷ったら久代市にしましょう。


※注意事項その他
 このシナリオを遊ぶ際、使用許可はいりません。ガンガン使ってください。
 改変も大丈夫ですが、自作発言、無断転載はやめてください。やったらワザップジョルノです。

 また、義務ではありませんが、シナリオを遊んだ感想なんかを聞かせていただけると、ぼくは大変喜びます。リプレイなんて作ってくださった方がいらっしゃったら、多分お赤飯炊きます。

 戦闘は「標準戦闘(初心者向け)」と「強敵戦闘(経験者向け)」のどちらか一つを選んで戦闘できますが、必要であれば、PLの実力に合わせて調整してください。※


以下がシナリオの内容となります。


♦シナリオハンドアウト

  • PC①

コネクション:染井 枝垂
条件:学生
 あなたの友人である枝垂が、相談事を持ちかけてきた。最近、奇妙な夢を何度も見るらしい。しょせんは夢だろう、と思われるかもしれないが、どうにも不安が募ってきているとのこと。
 友人を放っておくわけにもゆくまい。あなたは話を聞くために、枝垂の家へ行くことにした。
目的:枝垂の悩みを解決する

  • PC②

コネクション:染井 八馬春
条件:神霊、100年以上生きていること
 染井八馬春は、かつてあなたの熱心な信者だった。桜が好きな男で、春になると自分のところの庭に咲く、桜の話をしてくれたものである。
 そんな八馬春が、今になって自分のところに現れた。
目的:八馬春を救う

  • PC③~⑤

コネクション:依頼者(好きに決めてください。PCの所属する組織等に合わせるといいでしょう)
条件:特になし
 あなたは依頼者から呼び出された。なんでも、やっかいな超常事件が発生したとのことだ。人ならざる者が起こした事件ならば、普通の人は太刀打ちできまい。
 神我狩たるあなたの出番だ。
目的:超常事件を解決する。


♦シナリオ概要(今回予告)
 桜。今や日本人の心の一つとも言えるであろう花。
 人は桜をながめ、色々な想いにかられるのだろう。
 かつて、そんな桜を愛する男がいた。かつて、そんな男を見守る桜がいた。
 そして時は流れ……その想いを利用する悪しきモノがいた。
 
 武装伝奇RPG『神我狩』――『主の想いは地に眠る』


♦真相
 かつて染井八馬春は、自分の庭に桜の木を植えた。八馬春は桜をたいそうかわいがり、自分が死んだら桜の木の下にでも埋めてくれ、と家族に言うほどであった。
 やがて染井は人生を往生し、家族に桜の下に埋葬される。
 しばらくの時を経て、桜は超常存在化。サキミタマ“朔久良”となる。彼女は彼の遺志を継ぎ、いつまでも咲き続けて染井家のことを見守ろうと考えるようになっていった。
 だが、桜の樹本来の寿命が近づいてくる。朔久良の霊力では、花を咲かせることが難しくなっていった。このままでは、彼の遺志を果たせなくなってしまう。
 そんな焦燥感にとらわれた彼女に近づいたのが、アラミタマ“狂咲き”である。ヤツは朔久良をだまし、永久に美しく花を咲かせることと引き換えに、人々と朔久良の霊魂を奪おうと画策したのだ。
 ちなみに、化け物が染井家に一切近づかなかったのは、朔久良の「染井家を見守る」という意志が、“狂咲き”に憑かれてもなお残っていたためである。
 (最初に襲いかかってきたモノノケは、PC①が枝垂にあだ名す存在だと狂咲きにそそのかされたために襲ってきた)


♦登場NPC

  • 染井 枝垂(そめい しだれ)

 年齢:PC①と同じ/性別:女性/職業:一般学生
 PC①の同級生。幼いころから庭の桜にひっつく毛虫なんかを取っ払ったりしているため、虫が平気なタイプの女子。

 GMの裁量次第でヒロインにも、友人ポジションの無難な導入役にもなりえます。好きに演出しましょう。

  • 染井 八馬春(そめい やまはる)

 享年:60後半/性別:男性/職業:実業家
 一代で財産を築き、立派なお家も建てた叩き上げの商人。PC②のもとには、毎日欠かさずお供え物を持っていっていた。
 
 導入役その2です。今シナリオでは、彼はいわゆる幽霊となって登場しますが、そのときの見た目は30代前半ごろの姿です(庭の桜を植えたのがそのころであったため)。

  • 朔久良(さくら)

 年齢:120/性別:女性/職業:精霊
 八馬春が庭に植えた桜の木が、時を経てサキミタマとなった姿。染井家のことを大切に思っている。

 アラミタマの犠牲者役です。頑張って助けましょう。

  • “狂咲き”(くるいざき)

 年齢:三桁くらい/性別:なし/職業:悪神
 動植物を操る力を持つアラミタマ。

 悪役、黒幕です。PCたちにボコボコにされてやりましょう。


♦シナリオ用情報

  • 情報1

 染井枝垂は、ここ数日間、同じ夢を何度も見ているという。
 桃色の着物を身にまとった女性が、重苦しい声で自分に語り掛けてくるという夢だ。
 かすれた声なので本当にそう言っていたかはわからないが「ミステナイデ」やら「マモル」やら訴えていたと思う、というのが枝垂の弁だ。
 また、さらに最近は、起きて出かけているときにも、妙な視線を感じるようになったという。

  • 情報2

 霊力というのは、万物に存在する。自分の前に現れた染井八馬春の霊から感じた霊力は、かつてあなたが感じた彼のものとは明らかに異なっていた。そう、アラミタマ特有の邪悪な霊力が、八馬春の体を汚染していたのである。
 もし彼がアラミタマの犠牲者となっているのならば、なんとしても救いたい。

  • 情報3

 近ごろ、この街で数件の行方不明事件が勃発している。近隣の目撃者によると、化け物の姿を見たという。
 これは超常存在が関わっているとみて間違いないだろう。

  • 情報4

 街の一部地域で植物の異常成長が起きるという、妙な事件が発生している。そこはちょうど、最近騒がれている、行方不明事件が起きた地域だ。
 この二つの案件は、かかわりがあるのかもしれない。

  • 情報5

 “狂咲き”の忌み名を持つアラミタマが、この街に潜伏しているという。主に動植物を操る能力を用いて、霊魂を喰らうアラミタマだ。
 すでに狂咲きは、魂の契約を誰かと結んでいるらしい。

  • 情報6

 行方不明者が最後にいた場所として最も多かったところは、地元では有名な花見場である「桜並木」付近である。そこに行けば、何かがあるのかもしれない。

  • 情報7

 化け物の目撃情報には、一つの共通点があった。それは、桜の木が近くにあること、である。しかし、事件が起きた地域内でも、珍しく庭に桜のある「染井家」付近では、逆に化け物の目撃情報はまったくなかった。

  • 情報8

 染井八馬春は昔、この街の発展の一端を担った腕利きの商人である。大の花見好きで有名でもあり、また、往生の間際、彼は「自分が死んだら、俺の庭の桜の木の下に埋めてくれ。そこで俺は、桜と一緒に一族を見守り続けるから」と家族に述べたという話も残っている。
 葬式が終わったのち、八馬春の遺体はその遺言通り、桜の木の下に埋葬されたそうだ。


♦シナリオ導入
 シナリオ導入では基本的に、[シーンプレイヤー]以外のPCはシーンに[登場]できないものとします。

シーン1
シーンプレイヤー:PC②
イベント:情報収集

 初めに回想シーン。PC②が染井八馬春との思い出を振り返ります。

●描写1
 桜咲き始める春、上品な紅の羽織が似合うこの男は、今日も今日とてお供え物を持ってやってきた。
八馬春:「PC②様、おはようございます」
八馬春:「今年も、うちのじまんの桜が、きれいに咲きました。これもPC②様のご加護あってのことでございましょう」
 彼は数年前、庭に桜の樹を植えたそうだ。この時期になると、毎度毎度桜の話を聞かされる。
(ちなみに、彼が植えた桜の種類は「マメザクラ」です。理由を簡単に言うと、庭で育てるのに一番適した桜がマメザクラなんです)

───
 しばらく、八馬春はたわいもない話をします。好きにRPしましょう。

(RPの頃合いを見計らって)「おっと、もうこんな時間だ。それではPC②様も、ぜひ花見を楽しんでください」
 彼はぺこりと一礼をすると、もと来た道を戻っていった。

───
 回想シーンは終わり。続けて現在のシーンに戻ります。

●描写2
 そして現在。
 (PC②に何をしているか聞きましょう)
 そのような日々をPC②が送っていると、
八馬春:「…………さい……。………けて……さい……」
 はじめは空耳だと思った。しかし、声はしだいに聞き取れるようになってくる。
 やがて、PC②の前に霊力の渦が現れ、しだいにそれは人の姿を形作っていった。
 かつてのPC②の信者、染井八馬春の姿を。
八馬春:「PC②様………助けて………」

───
 PC②に[情報2]を渡します。
 PC②が八馬春に何か問いかけようとすると、彼はかき消えてしまい、シーン終了となります。


シーン2
シーンプレイヤー:PC①
イベント:情報収集

 PC①が枝垂から相談を受けるシーン。
 すでに悩みがあることを聞かされ、家に招かれるところから始まるシーンを想定しています。GMは、家に来てほしいと枝垂にお願いされるところからシーンを始めてもいいでしょう。

●描写
 PC①は、枝垂に連れられて彼女の家の門をくぐった。(彼女の家は大きめの日本家屋です。大きいなあ、と思うか、うちの実家よりは小さいな、と思うかはPCそれぞれでしょう)。
 まっさきにPC①を出迎えてくれたのは、庭先にある、小さな桜の樹だ。(種類はマメザクラです。品種を聞かれたら答えましょう)。この木は、染井家のご先祖が埋めてから今日まで家を見守り続けてきた、ありがたいものなんだそうだ。最近は年も取ってきたようで、なかなか花をつけなかったが、今年は久々に美しく花を咲かせたらしい。
 たしかに、美しい桃色の花が存分に開花している。
枝垂:「ささ、上がって上がって」
 枝垂はあなたを客間に座らせると、お茶とおせんべいを持ってきた。
枝垂:「(お茶を差し出しながら)はい、これ。今日は来てくれてありがとうね」
枝垂:「こういうときに持つべきものっていい友達だよね。それで、変な夢のことなんだけど……」

───
 PC①に[情報1]を渡します。
 PC①のリアクションを聞き、シーンを終了しましょう。


シーン3以降
シーンプレイヤー:PC③~⑤
イベント:情報収集
 シーン番号に合わせたPCが、シーンプレイヤーとなります。それぞれの所属する組織に合わせた依頼者から、PCに依頼を持ちかけるとよいでしょう。
 PCのコネクションキャラクターを出してもいいかもしれません。

 いずれにせよ、依頼者から依頼の内容を聞いてもらい、PC番号と同じ番号の[情報3~5]を渡します(PC人数が少ない場合、それに応じて一人のPCに[情報3~5]を渡しましょう)。描写はGMにお任せします。描写が決まらない場合、公式シナリオのシナリオ導入を参考にするとよいでしょう。
 適度にRPをはさんだら、シーンを終了します。


♦シナリオ本編
 ここから[シナリオ本編]となります。GMはPLに以下のことを伝えましょう。
・今回のシナリオの登場判定は一律で8となります。
・【主能力値】判定失敗時、いつでも再挑戦は可能ですが、やりすぎると[最終戦闘]で不利になります(再挑戦を行った回数だけ、[ボス]の【生命力】の最大値に+10します(最大で+50まで累積します。これは秘匿してかまいません))。


シーン6
シーンプレイヤー:PC①
イベント:戦闘
 シーン2の次の日となります。このシーンでは戦闘が発生します。ほかのPCたちには、積極的に[登場]してもらいましょう。

●描写
 枝垂から相談を受けた次の日の放課後、PC①は枝垂と共に下校していた。
 (適当にRPを挟みましょう)
 不意に、何かの視線を感じた。あののそばからだろうか。
枝垂:「……ねえ、PC①。わたしが昨日言っていたこと、覚えてる?」
 不安そうな顔をした枝垂があなたの方を向いたのと、空間が禍々しい霊力に包まれたのは、ほとんど同時だった。
朔久良:「マモ……ソメイ……マモ……」
 ズルズルと姿を現したのは、異形の存在……モノノケ。
 それを引き連れてきた存在を見て、枝垂は口元を押さえ、声を上げた。
枝垂:「あ、あの人っ、私の夢の中に出てきた……!」
 黒髪を下ろした女性は、じりじりとPC①へとせまってくる。
朔久良:「染井の子らは……わたしが守る……!」

───
 戦闘開始です。

●戦闘配置
 PC:H-4~6、I-4~6の好きなところに配置


●標準戦闘
・朔久良 [末尾参照] C-4
・小豆洗い [神魂72/神怪62] D-4
・ラルヴァ・ハンツマン×4 [基本232/神怪126] F-5
・人面痩 [神魂80/神怪125] E-7(PC④参加時のみ)
・ラルヴァ・ハンツマン×4 F-2(PC⑤参加時のみ)

特記:朔久良はできるだけその場から動かず、攻撃や回復を行います。小豆洗いは常に朔久良と[近接状態]になるように動きます。
   該当サプリ未所持の場合、「小豆洗い」を「狛犬 [基本230]」に変更。


●強敵戦闘
 ・朔久良 C-5
 ・石人 [神怪63] D-7
 ・ラルヴァ・ハンツマン×4 F-4
 ・ラルヴァ・ハンツマン×4 F-2(PC4参加時のみ)
 ・ラルヴァ・ハンツマン×4 F-8(PC5参加時のみ)

特記:朔久良はできるだけその場から動かず、攻撃や回復を行います。朔久良が攻撃を受けそうになると、石人は《石神の片鱗》を使用します。【生命力】に余裕があれば、ラルヴァ君たちに対しても《石神の片鱗》を使用しましょう。
   該当サプリ未所持の場合、「石人」を「狛犬 [基本230]」に変更。また、F-4の「ラルヴァ・ハンツマン×4」を「吸血屍鬼 [基本229]」に変更。


 戦闘が終了すると、朔久良は[法則障害:次元の扉]を使用して、シーンから退場します。[素材]の獲得と【霊紋】の回復を行い、シーンを終了しましょう。


シーン7
シーンプレイヤー:任意のPC
イベント:情報収集
 楽しい楽しい情報収集の時間です。RPはPLたちに任せます。PC間での情報の共有がまだであるなら、ここでしておくといいでしょう。
 なお、特に要望がない限り、染井枝垂はPC①についてきます。

◎[情報6]行方不明者について:【精神】/目標値12
◎[情報7]化け物について:【知性】/目標値15
◎[情報8]染井八馬春について:【知性】/目標値16

 [情報8]について調べる際、PC②または染井枝垂がシーンに[登場]している場合、判定に+2の修正を得ることができます(PC②と枝垂が二人ともシーンに[登場]していても、効果は累積しません)。

 [情報]をすべて得ることができると、「桜並木」と「染井家」に移動することをPCたちは考えるはずです。
 ぶっちゃけて言うと、染井家に向かうと最終戦闘が発生します。それとなく、の方が望ましいですが、先に「桜並木」に向かう方がいいよ、とGMはPLに言ってしまってかまいません。
 PCたちが移動を宣言すれば、シーンが終了します。


シーン8
シーンプレイヤー:任意のPC
イベント:法則障害

 PCたちが「桜並木」に向かった際に発生するシーンです。
 ここでは[法則障害:生命賦活] [原初136/神怪272]と[法則障害:次元の扉] [基本206/神怪270]が存在します。

●描写
 PCたちは、手に入れた情報をもとに桜並木へとやってきた。
 平時であれば、お弁当を片手にのんびり歩いてみたいところだが、今回はそうもいかない。
 超常事件解決の糸口となる手がかりを探さなければならないのだ。

───
 PCたちに、二回[察知]判定をしてもらいましょう。その後[法則障害]の処理を行ってもらい、シーンを終了します。


シーン9
シーンプレイヤー:任意のPC
イベント:法則障害

 PCたちが「染井家」に向かった際に発生するシーンです。
 ここでは[法則障害:極大呪詛] [基本206/神怪269]が存在します。

●描写
 PCたちは、染井家の前までやってきた。そのまま家の門をくぐろうとするも、どうやら、悪しき存在にもこちらが何をしようとしているか知られてしまっているらしい。
 すさまじい圧力をその身に感じた。

───
 PCたちに、[察知]判定をしてもらいましょう。その後[法則障害]の処理を行ってもらい、染井家の門をくぐったところでシーンを終了します。


♦最終戦
シーン10
シーンプレイヤー:PC①
イベント:最終戦

 ここでは“狂咲き”との[最終戦闘]が発生します。
 PCたちは全員自動的に[登場]します。

●描写
 染井家をずっと見守ってきた桜の木は、恐るべきアラミタマに侵食され、異形の化け物と化していた。
枝垂(シーンにいる場合):「わ、わたしの家の桜が……!」
 と。
 グパ、と木のうろとでも言うべき場所が開いた。
狂咲き:「チッ……とうとうここまで来ちまったか、カミガカリどもめ」
 そこから低い声が響き渡る。うろの中には、明らかに樹木には似つかわしくない、鋭い牙が乱立していた。
狂咲き:「だが、残念だな。俺の存在に気づかなければ無事ですんだかもしれねえのによ、なまじっか強いばっかりに俺に食われちまうんだからなあ!」
 GMはここで[真相]を公開します。
 満足するまでRPをしたら、戦闘開始です。

●戦闘配置 
 PC:G-5~7、H-5~7の好きなところに配置
 障害物:A~H-3 染井家の塀(【生命力】10 装甲:2 の1マスずつ、別の障害物として扱います。例えば、C-3の障害物の【生命力】が0になった場合、C-3の障害物は消滅しますが、それ以外の障害物には影響を与えません。演出的には、塀の一部が壊れたって感じです)


●標準戦闘
・狂咲き [末尾参照] C-6
・ラルヴァ・ハンツマン×4 E-5
・食人植物 [基本224/神怪62] D-2
・狗賓 [基本221/神怪31] F-8
・ラルヴァ・ハンツマン×4 E-7(PC④参加時のみ)
・食人植物 B-4(PC⑤参加時のみ)

特記:狂咲き、食人植物はできるだけその場から動かず攻撃を行います。


●強敵戦闘
・狂咲き C-6
・ラルヴァ・ハンツマン×4 E-6
・豆狸 [四神96/神怪29] Gー2
・アルラウネ [機神101/神怪63] D-9
・ラルヴァ・ハンツマン×4 F-4(PC④参加時のみ)
・豆狸 F-1(PC⑤参加時のみ)

特記:狂咲きはできるだけその場から動かず攻撃を行います。
豆狸はできるだけその場から動かず、届くモノノケに対して《腹太鼓》を使用。複数のモノノケがダメージを受けそうな場合、《八畳敷き》を使用します。
   該当サプリ未所持の場合、「豆狸」を「極楽蝶×3 [基本222]」に変更。また、「アラウルネ」を「獣魔 [原初102]」に変更。


 狂咲きは倒されると、青白い炎に包まれて消滅します。お約束です。
 そしてPCたちは[断片]を一つずつ入手し、次の描写に入ります。

●描写1
 狂咲きが消えると、周りの景色は一変した。
 桜の花びら舞い散る、優し気な空気に包まれた大きな日本家屋に、PCたちは立っていた。
 そして……大きな桜の木の下で倒れているのは、PC①と枝垂の前に現れた女性である。
朔久良:「ごめんね……八馬春の子……私のせいで……」

───
 PCは〈クシミタマ〉を消費することで、消えかかっている朔久良を助けることができます。

 以下は助けた場合の描写となります。

●描写2
八馬春:「ありがとうございます、PC②様」
 桜の樹の方から、男性の声が聞こえた。
 PC②は聞き覚えのある声だろう。
 桜のそばに立っていたのは、染井八馬春その人である。
八馬春:「このままでは、私の大切な桜も、私自身もどうなっていたかわかりません」
 八馬春は、PC2に、そして他のPCたちにも頭を下げた。
八馬春:「(枝垂がいるなら)私の遠い孫かな? 私の桜が迷惑をかけて悪かったね」
枝垂:「いえ、そんな……」
 ふふ、と笑う八馬春。彼は、枝垂から朔久良の方へと顔を向ける。
八馬春:「そして、朔久良……という名前がついたんだったな。お前も立派になったものだ。……幸せになるんだぞ。私のもとに来るのは、もう少し後でかまわないからね」
 最後にそう言い残すと、満足そうな笑顔を浮かべて、八馬春は消えた。

───
 その後、満足するまでRPをして、シナリオ終了に入ります。


♦シナリオ終了
 PLたちの希望を聞いて、好きに演出をしましょう。お疲れさまでした。


♦セッション終了
 きちんと後片付けをしましょう。
 今回の経験値算出は、以下の通りとなります。

ハンドアウトの目的を達成した:50
断片を入手した:50
法則障害の数×10:30
セッション終了時に消去した[感情]の数×2:それぞれ
モノノケを倒した:GMが計算しましょう


♦戦闘データ

  • 朔久良

レベル4(1) 種別:植物
サイズ:2 知能:高い 感覚:通常 会話:可能 反応:敵対
知名度:14 弱点:[火炎][電撃] 移動:歩行

【戦闘値】 11
【固定値】 11 18 14

【行動値】10(5)    [装甲]1
【生命力】58       [結界]7

●攻撃方法
[武器攻撃]:魔法攻撃/10マス/1体/消滅
   対象に[属性:磁力]2d+18の魔法ダメージ。
《対属性》:開始/戦闘地帯/1体
   対象は受けた[属性:閃光]の[ダメージ]を[半減]。
《霊木の神威》:魔法攻撃/8マス/2体/消滅
   対象に[属性:閃光]3d+18の魔法ダメージ。
《霊木の加護》:魔法攻撃/10マス/3体/消滅
   対象は【生命力】を1d+18の魔法ダメージ分[回復]。

●素材(2d)
2~8:桜の花びら/幸運+2:1000G(効果値:2)
9~ :桜の枝/生命+9:1500G(効果値:3)

●特記
参考にしたモノノケは「霊花の精」です。

  • 狂咲き

レベル5(1) 種別:混沌
サイズ:4 知能:高い 感覚:魔力 会話:可能 反応:敵対
知名度:19 弱点:[火炎][魔毒] 移動:歩行

【戦闘値】 14 10
【固定値】 21 10 10 17 12

【行動値】17(8)    [装甲]11
【生命力】307      [結界]7

●攻撃方法
[武器攻撃]:物理攻撃/10マス/1体
   対象に[属性:風圧/形状:射撃]4d+27の物理ダメージ。
《唸る根腕》:物理攻撃/10マス/2体
   1ターン中1回、対象に[形状:斧]6d+31の物理ダメージ。
《膝元打ち》:開始/4マス/範囲
   対象に【命中】判定を行い、対象が【回避】判定に失敗した場合、[状態変化:転倒]を与える。
《舞い踊る花びら》:常時/使用者
   対象は[手番]の際、[タイミング:攻撃]を+1回。また、対象が[死亡]しない限り、[戦闘地帯]内に存在する[ボス]以外の[種別:魔獣、怪蟲、植物]のNPCは【行動値】と[装甲]と[結界]に+10。

●取得済みのボスタレント
《拡散準備》:準備/使用者 [神魂65/神怪253]
   対象は[攻撃行動]の[対象]を+2体。[攻撃行動]の[対象]が[範囲・戦闘地帯]の場合、[ダメージ]に+1d。
《魂砕き》:特殊/使用者 [基本197/神怪255]
   対象が[タイミング:攻撃]の《タレント》宣言時に使用。1戦闘中1回、攻撃行動の対象が[受動判定]成功時、対象は【霊紋】(NPCなら【生命力】)を2d消費。
《魂魄返し》:特殊/使用者/受動不可 [機神93/神怪255]
   ダメージ減少時に使用。1ターン中2回、対象に[攻撃行動]を行った[距離:アイテム/対象:1体]に[武器攻撃]を1回行う。
《迎撃態勢》常時/使用者 [神怪262]
   [武器攻撃]の[ダメージ]に+2d(計算済み)。《魂魄返し》を1ターン中2回使用可能。
《強制封印》:終了/戦闘地帯/1体/受動不可 [神怪255]
   1戦闘中1回、使用者は1dを振り、出目が「1」「2」以外の場合、対象に指定した[モノノケ]1体に[状態変化:死亡]を与える。

●素材(2d)
なし

●補足
PC人数が4人の場合、【生命力】を287に変更。
PC人数が3人の場合、【生命力】を267に変更。
PLの多くが熟練者である場合、《唸る根腕》の「1ターン1回」の制約をはずしてもいいでしょう。

●戦闘での動きかた
 [開始]で、PCが一番固まっているところへ《膝元打ち》を行います。[準備]では、《拡散準備》を忘れずに行いましょう。自分の方に攻撃が飛んで来たら、1ターン2回まで《魂魄返し》でカウンターができます。《魂砕き》も戦闘中1回だけ使えるので、ここぞというときに使っていきましょう。
 [終了]で使用できる《強制封印》は、「称号枠が余った? じゃあ[コントラクターB]でも適当に取っとこ」というPCに絶望を与えるためのタレントです。その性質上、今回初めて[コントラクターB]を使用するPCには撃たない方がいいでしょう。
 《舞い踊る花びら》の効果は、ラルヴァたちには適用されないことに注意してください。


♦最後に
 普段シナリオを書くときって、ほとんど自分用のメモみたいに残すだけであって、こうやって形にするのはえらく苦労しました。TRPGにおける描写も、普通に文章書くのと勝手が違うので、その辺りもまた、拙いかもしれません。許して。
 なんて言っておりますが、ちゃんと人様に見せられるシナリオにはなっているはずです。このシナリオが神我狩布教の一端を担えれば、これに勝る喜びはありません。
 神我狩はいいぞ。

   てつがつお

関連

*1:未所持のデータがあれば、他の書籍のデータで自由に補ってください。