ぱんどらさんのおもちゃばこ

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神我狩│《霊力結界》活用術

《霊紋燃焼》に比べ、設定的フレーバー色の強い《霊力結界》 [基本160]
日用的に便利な能力であることも確かだが、実はデータ的にもなかなか便利な性能をしている。
有用な選択肢となり得るので、テクニックとして取り入れてみよう。

基本性能
[装備]を変更できる効果に視点を置いて、その性能を一部抜粋してみる。

  • [神我狩]なら誰でも使える《潜在特性》。《タレント》より優先され、キャンセルされない。
  • [タイミング:開始][距離/対象:戦闘地帯][コスト:なし]。1戦闘(シーン)1回のみ使用でき、[開始]を消費しない。[対象]はGMが決定する。
  • 宣言時、または[対象]になったとき、[所持]中の[アイテム]を任意に[装備]可能。

[開始]時にまとめて[装備]が行える効果を持つ。
各々シーン中1回しか使えないが、GMの許可さえあれば他人を[対象]に入れて使ってあげることも可能だ*1
実は[装備]の変更はなかなか厄介で、戦闘中に限られた[タイミング]を消費せずに行う手段はかなり限られている*2。[アイテム]が便利な『神我狩』において、実に有用な効果だと言える。

活用
様々な活用法を考えてみよう。

  • 回数制限効果を持つ[アイテム]の変更

用済みとなった[アイテム]があるなら、使い捨て感覚で他の有用なものに変えてしまった方が良いだろう。
もちろん別種の[アイテム]に切り替えても良いが、同種のものを複数[所持]しておいても良い。
[滑空マント] [機神59]は非常に便利な効果を持つが、一度しか使えない[装飾]だ。安価なので複数[購入]しやすく、《霊力結界》と相性が良い。
[武器]効果や[追加効果]にも一度しか使えないものが多々あるが、かかるコストを考えると難しいものがある*3

  • もう使用機会が見込めない[装飾]

回数制限がなくとも、事実上[戦闘中]に二度使わないものもある。
[阿修羅帳] [神魂54]は強力だが、《契約召喚》使用後は不要となる。他の[装飾]に変更してしまおう。
[識別]のみを目的に[霊毛エクステ] [原初66]を持っている場合、これも変更してしまって構わない。初回の[開始]時点で既に不要となっている[アイテム]なら、即座に入れ換えることができる。

  • [武器]の適化

状況に合わせ、他の[武器]に変更して戦う際に使える。
詳しくは→物理[武器]のスイッチング

  • [防具・装飾]変更

[戦闘中]、[行動⑤:アイテムの所持] [基本165]によって[所持]に変更できる[アイテム]は実は[武器・盾]に限られている。
なんらかの理由で[装備]中の[防具]や[装飾]を[装備]したくなくなった場合、《霊力結界》で他の[アイテム]に変更する手が考えられる。

  • [戦闘外]で咄嗟に使う

[タイミング]は[戦闘中]における概念であり、[戦闘外]では《タレント》や《潜在特性》の使用の際に消費する必要はない。やや乱暴になるが平たく言えば、[戦闘外]では[常時]以外の《タレント》等を[タイミング:特殊]のように扱うイメージだ。
【体力】による判定を求められた際、《霊力結界》で[霊毛の帯] [原初65]を[装備]する、といった使い方が考えられる*4

総括
《霊力結界》は様々な[アイテム]に より活躍の場を持たせてくれる《潜在特性》だ。複数の[装備]をまとめて変更できるという破格の効果を、全員が最初から持っている。
この身近で希少な効果を活かし、手を変え品を変え、戦術に幅を持たせよう。

関連

(C)力造/アークライト/新紀元社武装伝奇RPG 神我狩」

*1:使用者は、仮に自身が[対象]に入っていなくとも[装備]効果を受けることができる。

*2:《阿修羅の腕》[予備武器][自動補足] [順に 原初30/原初55/基本117,118]くらいだろうか。

*3:ブルジョワ[夜魔]は持っている[死神の大鎌] [機神49]の数こそがステイタス...だったりするかもしれない。

*4:[特殊]のように処理に割り込めるのか、ややグレーな気もする。咄嗟の出来事につきGMが明確に不可とする場合もあるだろう。