この記事は改訂版ルルブ発売以前に書かれたものである。現行ルールに明確に反しているものを含め、当時とは状況が変わってしまっているものがある。注意してほしい。
プロット読みの自信をなくしたのなら、足を止めて獲物を待つという手もある。
読み合いに神経をすり減らすのはシノビガミの戦闘における醍醐味のひとつだが、たまにはどっしりと構えて迎え撃つスタイルでいってみるのもまた一興だろう。
ビルド
- レギュレーション:現代(退魔)編/中忍初期作成
- 流派:鞍馬神流
- 特技:
体術:手裏剣術/任意/任意
他任意
- 忍法:
接近戦攻撃 [大判78]
神槍 [大判90]
滅苦 [大判119]
羅盤 [大判120]
特別教室 [大判105]
→狭霧 [大判91]
→月影 [大判112]
- 奥義:クリティカルヒット(開発任意)
- 背景:
末裔(滅苦)
弱点(2)任意
- 忍具:任意
- 特記:
・【特別教室】は
①滅苦→狭霧
②特別教室→月影
・ラウンド中自発判定1回
・コスト総計1
解説
ある程度シノビガミをプレイしてきたPLなら、忍法構成を見るだけでこちらの【奥義】を言い当てることだろう。
こちらもそんなことは百も承知だ。何ら問題はない。手の内を全て知られた上で、真っ向から迎え撃つ構成である。迷う要素はどこにもない。
【羅盤】ではプロット1を選択。そこに引きこもりつつ、遠い相手には【神槍】、飛び込んできた相手には【クリティカルヒット】をお見舞いする。
プロット1から間合3の射撃戦4点を飛ばせるというのは、シンプルながらなかなかの脅威だ*1。【神槍】には指定特技的に回避されやすいという弱点があるが、【狭霧】と【羅盤】がそれを補ってくれる。
【クリティカルヒット】が奥義破りされるようなら、【接近戦攻撃】という第三の刃がある。【月影】の効果を受けるために、指定特技は体術分野の下の方にしておくのがおすすめだ。
敵対するキャラクターは、回避か奥義破り、いずれか楽な方を行える位置で応戦してくることが見込まれる。それを見越してプロット1を飛び出し、相手が避けにくい方をお見舞いしてやる手も考えられる。読み合いへの自信を取り戻そう。
なお、もしも相手の方が間合いが長かったり、プロットに罠を仕掛ける忍法を使われたり、対立型において蚊帳の外になってしまう場合、嫌でも引きこもりをやめる必要がある。
お好みで【狭霧】を【後の先】に変えても良い。【不死身】や【頑健】、「兵糧丸」の数などによっては、1点の差が大きく出てくる。【絶対防御】を1点貫通できるのもポイントだ。
【博識】も選択肢に入る。【絶対防御】をはじめとする敵の【奥義】にあまり強くないからである。【完全成功】や【クリティカルヒット】も脅威であり、何をメタるかは微妙なところ。
成長案
【奥義破り】を安定して成功されるとやっかいだ。やはり【切り札】が欲しい。
使用コストを増やすのは難しいから、忍法は基本的に装備を増やすことになる。また、間合が広くコストのない汎用集団戦攻撃忍法をサブとして取るのも悪くない。カスタムはバラエティに富んでいるから、自分のスタイルに合ったものを選ぶといいだろう。
関連
(C)河嶋陶一朗/冒険企画局「忍術バトルRPG シノビガミ」
*1:敵の間合とコスト次第では、プロット1に全力攻撃できない可能性もある。敵に多くのコストを使わせないという意味で、プロット1は防御において優秀だ。