この記事は改訂版ルルブ発売以前に書かれたものである。現行ルールに明確に反しているものを含め、当時とは状況が変わってしまっているものがある。注意してほしい。
【輝き】によるスペシャル型構成は優秀だ。しかしサポート忍法によるスペシャル値低下には何らかの代償が伴う。そこで、今回は装備忍法による恒常的なスペ値低下を考えてみる。
ビルド
- レギュレーション:現代(退魔)編/中忍初期作成
- 流派:比良坂機関
- 特技:
謀術:遊芸/任意/任意
他任意
- 忍法:
接近戦攻撃 [大判78]
魔琴 [大判99]
一角 [大判85]
滅苦 [大判119]
特別教室 [大判105]
→一存(謀術) [大判104]
→火器管制用深編笠 [大判113]
- 奥義:
完全成功(輝き/分野限定[謀術])
- 背景:
末裔(滅苦)
弱点(2)任意
- 忍具:任意
- 特記:
・【特別教室】は
①滅苦→一存
②特別教室→火器管制用深編笠
解説
【一存】と【火器管制用深編笠】により、【魔琴】の判定のスペシャル値は10となる。【輝き】付きの【完全成功】を使えば任意にスペシャルを出すことができ、1D6点の射撃戦ダメージは【魔琴】の効果により【絶対防御】不能。【一角】があるため、その回避も絶望的だ。取り回しも間合3かつ合計コスト2であり、なかなか優秀。
【凶手】や【水晶眼】といったサポート忍法を利用すれば忍法1枠でスペシャル値10を満たすことができるが、ダイスを振ったりコストを払ったり、といった煩わしさは避けられない。そこを装備忍法で代替することで、ストレスフリーに【輝き】を振り回す型となっている。
【凶手】を搭載しておらず、命中判定には【完全成功】を使うため、【判定妨害】の影響を最小限に留めることができる。
また【完全成功】は情報判定にも有効に働くため、普通にありがたい。もちろんその場合、シーンに出す相手は慎重に見極める必要がある。
成長案
正直なところ、中忍時点では【水晶眼】【神咒】による輝きスペ型の方が総合的に優秀だろう。【忍法研究】に潰されたり、残り【生命力】が1では使えなかったりという弱点こそあれど、スペシャルによる回復が無駄になりにくい点*1と、計画判定から忍具を集めていける点はそれを補って余りある。
しかし、こちらはさらに【神咒】 [大判98]を積むことができるのだ。中忍頭になり、枠が増えてからが本領と言えるだろう。
上忍になれば、【火器管制用深編笠】の代わりに【開祖】【一存´】を利用することで、【水晶眼】型同様に計画判定から忍具を稼いでいくことができるようになる。とはいえ、そこまでするくらいなら他の階級制限忍法などを取った方が良いかもしれない*2。
メインの攻撃手段に対する敵の回避判定や奥義破りが安定していると、戦闘は苦しくなってくる。ただし、【奥義】主体ならば「切り札」が非常に有効に働いてくれる。取っておくと安心感がまるで違うはずだ。
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