この記事は改訂版ルルブ発売以前に書かれたものである。現行ルールに明確に反しているものを含め、当時とは状況が変わってしまっているものがある。注意してほしい。
変調は場合によってメチャクチャに刺さるものだが、腐る場合も多々あり、主力のダメージソースにはなりにくい。なかなか扱い難く、また良くも悪くもイレギュラーが起こりやすいという特性を持つ。
今回は、そんな変調を直接メイン火力に据えた構成だ。脇道だからこその強みもある。
ビルド
- レギュレーション:現代(退魔)編/中忍初期作成
- 流派:麝香会総合病院
- 特技:
謀術:医術/任意
他任意
- 忍法:
接近戦攻撃 [大判78]
医霊(猛毒) [大判101]
滅苦 [大判109]
翼煙管 [大判84]
特別教室 [大判105]
→開祖 [大判110]
→日計 [大判111]
- 奥義:
絶対防御推奨
- 背景:
末裔(滅苦)
弱点(2)任意
- 忍具:任意
- 特記:
・【特別教室】は
①滅苦→日計
②接近戦攻撃→開祖(日計→日計´)
③特別教室→日計
解説
そもそも現代編で普遍的に戦国変調表の変調を与えられるのか?という問題については、つまるところ【滅苦】と近い話になる。これについての解釈は、また別の記事で書こうと思う。
【翼煙管】で間合を2に延ばした【医霊】により、抵抗不可の「猛毒」を累積させていく。【医霊】のコストは3だから、プロット1まで手が届く。
【日計】を2つ積んでいるため、対象はラウンド終了時に期待値で3n/2点のダメージを受けることになる。あまり大きくは見えないが、長期戦や自分が脱落した後も勝ちの目が消えない戦闘では効果的だ。特に、敵と特技配置が近い場合は一歩優位に立てるだろう。
なお、対象は「猛毒」のダイスを累積している数だけ振る。尖ったダメージは出にくいが、(累積していれば)最大値が大きく安定したダメージが毎ラウンド発生するというのは、相手にとって大きな圧力となるだろう。
変調特化の例に漏れず、【不死身】との相性は最悪だ。敵の「兵糧丸」の効力も相対的に高くなる。これについて現状での対抗策はない。祈ろう。
成長案
【特別教室】によるセットアップの遅さは気になるところ。ミドル戦闘にはあまり影響しないが、リミットが2のシナリオでは全力を発揮できない。これは中忍頭になれば解決する。
「情報屋」を得たら、「末裔」を「時の旅人」にして【雲梯】 [大判111]を取得すると良いだろう。単純にパワーが高く、構成的にも相性が良い。
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