この記事は改訂版ルルブ発売以前に書かれたものである。現行ルールに明確に反しているものを含め、当時とは状況が変わってしまっているものがある。注意してほしい。
「判定します。あっピンゾロですね。成功です」
追い詰められたときこそ力を発揮する【忍道】。条件さえ整えば、全判定+2かつダメージ+3という多大な修正を受けることができる。
ただしその条件である、【生命力】を残り1に調整するというのはなかなか難しく、また非常にリスキーだ。そんな【忍道】を活かす構成を考えてみる。
ビルド
- レギュレーション：現代(退魔)編/上忍初期作成
- 流派：私立御斎学園
- 特技：
体術：砲術/身体操術/飛術/怪力(全てを1つずつ上にシフトでも可)
戦術：野戦術/用兵術/暗号術
- 忍法：
接近戦攻撃 [大判78]
外縛陣 [大判80]
彼岸(体術) [大判85]
滅苦 [大判119]
精密機動 [大判88]
転校生(忍道) [大判103]
特別教室 [大判105]
→忍道 [大判96]
→開祖 [大判110]
- 奥義：
絶対防御(護り/発動条件)
同上もしくは完全成功(開発任意)
- 背景：
末裔(滅苦)
弱点(2)任意
- 忍具：兵糧丸/任意
- 特記：
･【特別教室】は
①滅苦→忍道
②接近戦攻撃→開祖(忍道→忍道´)
③特別教室→忍道
･無修正時に全判定自動成功
･間合5の任意対象に射撃9点+集団1点
解説
【転校生】で選択し、【開祖】によって別名の忍法にすることで、【忍道】を実質3つ同時に積むことができる。厳しい使用条件は同時に満たされ、メリットは3倍だ。
【精密機動】によって、自発的に【生命力】を1に調整できる。戦術分野の【生命力】を残すことで、【彼岸】も働くため全ての特技を使用可能。
この際、最も遠い特技の目標値は8。【忍道】の効果が重複し、判定に+6の修正がつくため、他に修正がなければ目標値は2となる。
プロット1ならばファンブル値は1となるため、2D6で2以上が出るならあらゆる判定に成功する。つまるところ判定に失敗しない。回避判定だろうが奥義破りだろうが、マイナス修正がなければ自動成功だ。【判定妨害】も効かない。
スペシャルで回復してしまったら、次の判定で再び【精密機動】の効果を使用しよう。
【外縛陣】は「コスト:なし」かつ「間合:5」だから、基本的に敵がどこにいようがプロット1から狙える(複数任意対象)。ダメージにも【忍道】の修正が重複し、射撃戦9点を追加で与えられる。
なお、【転校生】は変調を受けていると効果を発揮しない。兵糧丸による保険があると若干安心だ。
また、判定を介さない【生命力】減少に弱いことから、【絶対防御】は必須だろう。せっかくなら【護り】を入れ、【断ち】の対策をするといい。【発動条件】はデメリットにならない。
もう一方も同じ効果の【奥義】でもいいが、【完全成功】という選択肢もある。これがないと【一角】で落とされる。なお【発動条件】を積まない場合、【生命力】未調整でも安心して情報収集が可能。【生命力】がまんたんなら【クリティカルヒット】に【絶対防御】を切らなくて済む。
成長案
「双子」から【外縛陣】を修得することで、相手の特技を見てから指定特技を設定できる。敵のサポート忍法による確定効果をメタりたいため、「他流派の血」から【忍法研究】 [大判89]も修得したい。これも「双子」により、相手の忍法構成を見てから設定できる。そして【御斎魂】 [大判102]も相性抜群だ。
「双子」で入れ換えるためには、現状では不要になる忍法の枠が足りない。「渡来人の血」を取得しておくと、【接近戦攻撃】【滅苦】【特別教室】【開祖】【揺音】 [大判85]の5つを交換に出せるようになり、【特別教室】と「双子」の分を賄える。さらに【特別教室】によるセットアップも2サイクルで済むようになる。
「師匠」を取得するなら、【機忍】から取った【教導】で【流転】 [大判89]を伝授してもらうのが雑に強い。師匠の【奥義】を教えてもらおう。
上忍頭になれば、【親友】 [大判103]から何か悪いことができるかもしれない。
儀式忍法が使用可能な場合、【秘術覚醒の法】で【一見】 [大判87]を修得すると隙がない。【奥義】が効かなくなり、儀式忍法を破壊するにも攻撃忍法でちまちま削る他にない。
「退魔編」限定だが、「魔人」によって「汚れ」を5点溜めておけば【生命力】調整がいらなくなるため【精密機動】を外せる。「末裔」を「時の旅人」にし、代わりに【夜駕籠】 [大判119]を積むと良いだろう。「怪兜」を複数用意すれば、攻撃【奥義】の対策ができる。
なお、制御判定が必要なのはそのセッションで妖魔化したときのみであり、異形効果も妖魔化している間しか発揮されない。
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